受動喫煙
受動喫煙

 

受動喫煙の問題はタバコに関する問題の中で

最も深刻なもののひとつです。

そこで、受動喫煙を防止するための方法を考察しました。

 

 

 

Secondhand smoke Secondhand smoke

働き方改革

work style reform

働き方改革

work style reform

まず

喫煙者はタバコを吸う時間の無さや、仕事のストレスから路上喫煙をするのではないか

という仮説をたて、働き方改革から受動喫煙を防止するための方法を考えます。

 

 

テレワークとは、情報通信技術(ICT)を利用して会社以外の場所(自宅など)で仕事を行うことです。

働き方改革の一環として育児や介護などで出社が難しい人や、IT関係の業務を行う人の間で広まっています。

 

テレワークを推進すると、会社に行く必要が少なくなるので、

歩きタバコをするサラリーマンなどが減ることが考えられます。

しかし、全ての人がテレワークに対応できる仕事をしているわけではないので、

これを推進することで歩きタバコによる受動喫煙を完全になくすことは難しいのではないでしょうか。

 

 

 1 .テレワーク

  • 私たちの考察

    また、テレワークによって外出機会が減ると、生活習慣病など別の健康問題が発生する可能性があるほか、

    家庭内での喫煙が増え、その家族が受動喫煙の被害を受けることにもつながりかねないので,

    テレワークの推進を受動喫煙対策につなげることは難しいと考えます。

 

 

ここでは、具体的な例として、東京都が行っている「時差Biz」という取り組みを挙げて考えます。

「時差Biz」とは、通勤ラッシュを回避し、仕事の効率を上げるためのキャンペーンで、

満員電車の回避によってイライラが軽減されるというメリットがあります。

 

 

 

  • 私たちの考察

    まず、朝に歩きタバコをする人の多くは、出勤中のサラリーマンなどだと考えられます。

    毎朝早く出社して始業前の時間に余裕があれば、会社などの喫煙場所でタバコを吸う時間が出来ます。

    よって、早い時間の出社は、時間がなくて歩きタバコをする人にある程度良い影響を与えるのではないでしょうか。

 2 .出社時間の調整

電子タバコ・代替手段

e-cigarette & alternative means

電子タバコ・代替手段

e-cigarette & alternative means

次に

タバコに代わるものが喫煙者の間で広まれば歩きタバコによる受動喫煙の被害が減るのではないか

という仮説から、電子タバコや代替手段という観点から受動喫煙の防止について考えていきます。

 

 

電子タバコとは、液体を電気加熱させてその蒸気を楽しむものです。

日本では「タバコ製品」としては販売されていませんが、法律での扱いはあいまいになっています。

また、ニコチンなどの有害物質が含まれるものもあります。

 

  • 私たちの考察

     

    よって、電子タバコはタバコの代替品として喫煙者の禁煙につながると考えられますが、

    電子タバコが普及することは、根本的な喫煙対策になるのでしょうか。

    喫煙者に話を聞くと、電子タバコではタバコを吸っている感じがしないという意見がありました。

    また、電子タバコが人間にもたらす健康被害にはまだ明らかではないことも多く、

    電子タバコの普及が禁煙にもたらす効果は限定的であると考えます。

 1 .電子タバコ

 

 

続いて、お酒はタバコの代替品になり得るのでしょうか。

お酒にはアルコールが含まれていて、それは生活習慣病や肝硬変など、タバコとは違う健康被害をもたらします。

また、酒類を提供している居酒屋などの飲食店で喫煙が可能な店舗は少なくありません。

 

 

  • 私たちの考察

     

    そして、お酒は今現在多くの人に飲まれていますが、タバコに関する問題はなくなっていないので、

    喫煙を飲酒にシフトさせても禁煙には効果がないと考えられます。

 2 .お酒

 

 

2018年10月、カナダで大麻(マリファナ)が嗜好品として合法化されました。

合法化することで密売などをなくし、流通や生産を規制することが目的です。

では、大麻などの薬物を合法化することで受動喫煙を防止することは出来るのでしょうか。

 

  • 私たちの考察

    そもそも、日本での大麻合法化の動きは鈍く、大麻の所持や栽培などは違法(大麻取締法)であって、

    仮に大麻が解禁されたとしてもタバコの喫煙者が減り、受動喫煙の被害が軽減されるとは考えにくいでしょう。

    また、解禁によって大麻に関する社会問題が発生することは必至で、

    それはタバコの受動喫煙よりも深刻な問題になることも容易に考えられます。

    よって、このアイデアは非現実的であるばかりではなく、メリットもないと考えます。

     

    3つの観点から、タバコの代替手段になりうるものを考えましたが、

    受動喫煙の防止に決定的な手段は挙げられませんでした。

 3 .大麻などの薬物

スモーキングエリア

スモーキングエリア

SMOKING AREA
SMOKING AREA

 

 

飲食店などでの分煙はJTが推奨していて、ファミリーレストランなどで多く見られ、飲食店の30%が実施しています。

しかし、WHOは分煙によって受動喫煙をなくすことは出来ない(完全な禁煙が必要である)と

2007年の政策勧告で提言しています。

 

  • 私たちの考察

    実際に分煙が行われている飲食店に行くと一見喫煙が出来る席から煙が外へ流失していない様にも思えますが、

    その近くに立つとタバコ特有の臭いがすると分かります。

    WHOが提唱するように、分煙にすることだけでは、完全に受動喫煙を抑えることはできないようです。

     

     

    また、学校のネイティブの先生方(米、英、加出身)に話を聞くと、全員レストランなどでの分煙は

    効果がまったくないという話をしていました。

    外国人が日本におけるタバコに関する問題のなかで最も気にしているのは屋内での喫煙のようです。

     

 1 .飲食店での分煙

 

 

多くの人が訪れるコンビニの駐車場や店前には灰皿があり、喫煙者がタバコを吸っていますが、

それは付近の通行者や店の利用者がタバコの煙を吸う原因になっています。

撤去を条例で定めた自治体もありますが、全国的には進んでいないと考えられます。

 

また、コンビニの前でタバコの煙を吸うだけでは、深刻な健康問題につながらないだろうと

考える人もいるかもしれません。では、ここで簡単な計算上の実験をしてみましょう。

 

 

あなたは、灰皿の置いてあるコンビニの前を1日に5回通り、1回あたり10秒間副流煙を吸うと仮定します。

一本当たりの副流煙に含まれる「三大有害物質」は、

 

 

 

 

                                  です。

タバコ1本は約4分(=240秒)で吸われるので、240÷10=24より、10秒間副流煙を吸うと、

それに含まれる有害物質の0.042倍を摂取することになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図から分かるように、一回に吸う有害物質の量は少しでもそれを吸い続けると莫大な量になることが分かります。

 

「続いて、私たちはタバコがポイ捨てされている場所と喫煙場所には因果関係があるのではないか」

と考え、次の実験を行いました。

 2 .コンビニの駐車場

 

タール→34.5mg ニコチン→1.27mg 一酸化炭素→148mg

 (厚生労働省の最新タバコ情報 ホームページより)

  • 実験内容

    実験:タバコのポイ捨て場所

     

    【目的】

    タバコがポイ捨てされている場所を調べ、どのような場所で「歩きタバコ」がされているのか考察する。

     

     

    【方法】

    1.

     

     

    2. 中山駅周辺でタバコが吸える場所を同じ地図に別のシールでまとめる。

     

    3. 上記の地図から、タバコが吸える場所とポイ捨てされている場所の因果関係を考察する。

     

     

    【結果】

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    【考察】

    駅前の商店街やマンション群などでは、地域の人が清掃活動をしているからか、

    ポイ捨てされているタバコの量は多くありませんでした。

    しかし、この地図を見る限り、タバコがポイ捨てされている場所と喫煙場所に因果関係はないことが分かります。

     

    また、大きな通りの交差点や大きな歩道沿いにポイ捨てされたタバコが集中しており、

    人々が駅まで歩く途中に歩きタバコをしていることが読み取れます。

    喫煙場所を増やしても、人々の意識が変わらない限り、

    歩きタバコやそれに伴うポイ捨てはなくならないのではないでしょうか。

    私たちの学校がある中山駅周辺や学校までのルートでタバコがポイ捨てされている場所を調べ、シールを貼って地図にまとめる。

 

 

 

建物内にある喫煙所について考えるにあたって、写真Ⅰ、写真Ⅱの喫煙所の状況をまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真1の喫煙所は喫煙場所がドアから3mほど離れたところにあり、煙が外に漏れにくいようになっていました。

また、ドアを引き戸にすることで、利用者が喫煙所に入るとすぐに閉まるようになっていました。

実際にドアの前に立っていても、タバコの煙を感じることはなく、

ある程度、受動喫煙防止の対策になっていると考えられます。

 

 

一方、写真2の喫煙所はドアからすぐのところに喫煙場所があり、

ドアが開くたびにタバコの煙や臭いが外へ漏れていたほか、

この喫煙所は女子トイレのすぐそばにあるので、列に並んでいる人たちがタバコの煙を吸いこんでいました。さらに、この喫煙所の中にはソフトドリンクなどが売られている自動販売機が何台か設置されていて、

それは喫煙する人がこの中により長くいることにつながっていると考えられます。

 

 

このように、喫煙所によって立地や構造は様々であり、明確な基準がなく、

受動喫煙の防止につながっているものとそうではないものが混在していることが分かりました。

いずれにしろ、人が多くたまる場所に喫煙所を設置しないことが必要だと考えます。

 

 3 .建物内の喫煙所

写真1

写真2

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